TOP image

ブラウニーとガトーショコラの違いとは?材料と作り方についても解説。

2023年 8月 13日  2021年 5月 28日

ブラウニーとガトーショコラの違いとは?材料と作り方についても解説。

ソフトクッキーとケーキの間のような食感でチョコレートの濃厚な味が楽しめるブラウニーは、バレンタインデーの特集でもよくお見かけする人気のお菓子の一つ。

日持ちがする為、スイーツ系ギフトセットに入っていたり、コンビニでお手軽サイズが100円位で買えたりと、身近なお菓子です。

そんなブラウニーですが、ガトーショコラと何が違うのでしょうか。

今回は、ブラウニーとガトーショコラの違いについて解説します。


ブラウニーとは?ガトーショコラとは?


ブラウニーとは

ブラウニーはアメリカで親しまれている、平たい形をした重めの食感の焼き菓子のことを言います。

あえてチョコレートブラウニーという呼び方をされることもありますが、本来「ブラウニー」だけでもチョコレートもしくはココアパウダーを使用しているお菓子を指す言葉です。

ブラウニー(brownie)という呼び名も、チョコレートを加えたことで生地が「brown(茶色)」になっていることが語源だと言われています。

この為、単にブラウニーと言った場合、茶色いチョコレートブラウニーのことを指すのが一般的です。

ブラウニーは、アメリカの家庭で親しまれるホームメイドスイーツとして知られています。


ガトーショコラとは

「ガトー」はケーキを、「ショコラ」はチョコレートを指すフランス語です。

固有のチョコレートケーキを指す場合もありますが、その他のチョコレートケーキを含めた全体を指す言葉としても用いられることがあります。


ブラウニーとガトーショコラの材料・作り方


ブラウニーの材料と作り方

ブラウニーの材料は、「チョコレート」、「バター」、「卵」、「砂糖」、「小麦粉」、「ベーキングパウダー」、「ココアパウダー」、「くるみ」等です。

すべての材料を順に混ぜて焼くだけで、ガトーショコラと違って卵も卵黄・卵白に分ける必要はなく、全卵のままで大丈夫です。

ベーキングパウダーを使う為、膨らみも均一になります。

食感はクッキーとケーキの中間のようで、しっとり、サクサクっとした仕上がりです。

角形で焼いて、さいの目状にカットするのが定番。

なお、くるみ以外にも、ダイス状のチョコレートやレーズン等、好みに応じて具材をアレンジしてもよい。


ガトーショコラの材料と作り方

ガトーショコラの材料は、「チョコレート」、「バター」、「卵」、「砂糖」、「小麦粉」です。

ポイントは2つあります。

1つ目は、カカオ分が多めのチョコレートをたっぷりと使用すること。

2つ目は、卵を卵黄・卵白に分け、卵白はしっかりと泡立ててメレンゲ状にすることです。

このメレンゲが、生地の膨らみをアシストする役目を担っています。

焼き上がりはふっくらとしていますが、時間が経つとややしぼんで、よりしっとりとした舌触りになります。


ブラウニーとガトーショコラの違い


使用する粉の量

ブラウニーはベーキングパウダーで生地を膨らませるので、小麦粉の量はガトーショコラに比べると格段に多いです。

それに対して、ガトーショコラは、メレンゲの力で生地を膨らませる為、使用する粉の量はかなり少なめになります。

この違いにより、仕上がりの食感も異なります。

ガトーショコラはしっとりとして口溶けがよく、ブラウニーは目が詰まっており、ねっとりとしたイメージ。


卵の使い方

ブラウニーは、全卵のまま溶いて使用します。

対して、ガトーショコラは、卵を卵黄・卵白に分けて作るレシピが王道です。

また、ガトーショコラは卵を泡立てますが、ブラウニーは卵を溶くだけでよいという違いがあります。

具材の有無

基本、ガトーショコラに具材を入れることはありません。

対して、ブラウニーは、くるみが入っているのがデフォルトです。

さらに、クランチチョコレートやレーズン、ダークチェリー等を加えてバリエーションをつけたり、ファッジ等のトッピングが施されることも多いです。


まとめ

味わいとしては、ガトーショコラの方が総じて濃厚で、ブラウニーの方が軽く食べられるイメージです。

ただ、レシピによっては、よりしっとりと仕上げるブラウニーもあります。

手作りする場合、好みに合わせてレシピを選ぶとよいでしょう。