レーズンパンにも入り、ドライフルーツとしても人気なレーズン。
そんなレーズンですが、どんな食べ物なのでしょうか?
今回は、甘くて美味しいだけじゃない「レーズン」の魅力を解説します。
レーズンとは
レーズンは、別名「干しぶどう」と言われ、文字通り、ぶどうを乾燥させたものです。
生のぶどう1㎏からできるレーズンはわずか200g程になります。
さらに、ぶどうの産地・原料によっていくつかの種類に分けられています。
レーズンに含まれている栄養素と効果
レーズン1粒の約70%は「果糖」と「ブドウ糖」で、砂糖よりも吸収されやすく効率のいいエネルギー源になることから、海外ではスポーツや登山家の食事等で利用されています。
少量でもエネルギーが摂れるので、食欲が低下する妊娠初期のお母さんや高齢者にもオススメです。
そして、レーズンには日々の生活で不足しがちな3つの栄養素を含んでいます。
「カリウム」で夏バテ対策
熱中症や夏バテは大量にかいた汗で失われる水分・塩分、そして「カリウム」不足が主な原因です。
レーズンには、生のぶどうに比べて約5倍の「カリウム」が含まれています。
その為、夏バテ予防の他に、むくみ予防・筋肉の動きをスムーズにする効果もあります。
食欲が落ち込む夏場でもレーズンであれば手軽に補うことができますよ。
2つの「食物繊維」でおなかの環境をきれいに
レーズンは、善玉菌のエサとなる「水溶性食物繊維」と腸の動きを刺激する「不溶性食物繊維」の2つの食物繊維を含んだ優秀なフルーツです。
野菜・果物から食物繊維をとりたいけれど、手間がかかることはしたくないという方には、調理いらずでいつでも食べられるレーズンがオススメ。
「鉄分」で息切れ・体のだるさを予防
「体がすぐに疲れる」、「息が切れやすくなった」といった症状は年齢のせいではなく、「鉄分」不足が原因の場合もあります。
鉄分は、酸素を運ぶ「ヘモグロビン」の材料となる為、不足すると細胞へ酸素が届かず、結果、息切れ・体のだるさを感じやすくなります。
外食が多い人、料理時間が少ない人でも毎日の食事にプラスすれば簡単に鉄分の補給ができますよ。
レーズンは1日何粒が目安?
レーズンは糖質を多く含む為、1日1/2カップ程(約120粒ほど)が目安量です。(※カリフォルニアレーズンの場合)
1粒の半分以上に糖質が含まれている為、くれぐれも食べすぎないよう注意してください。