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ラスクの発祥は?ラスクの種類についても解説。

2023年 7月 7日  2020年 12月 12日

ラスクの発祥は?ラスクの種類についても解説。

カリッと香ばしくて、ほんのり甘いお菓子「ラスク」。

そんなラスクは、どこの国から生まれたものなのでしょうか?

余談ですが、ラスクについて解説します。


ラスクの発祥

ラスクの発祥はドイツです。

ドイツ語では「Zwieback(ツウィーベック)」と言い、ラテン語の「biscotto(ビスコット)」が語源で、「2回焼いたパン」という意味があります。

2度焼くことで通常パンに含まれる水分45%が4%に減らすことができます。

水分を減らすことによって保存が利く為、かつては軍隊の保存食として作られたそうな。

ドイツでは、胃腸の調子が悪い時にラスクを食べる程、消化もいい食べ物です。


ラスクの誕生

では、ラスクはドイツの誰が発案したかというと、ドイツの「Brandt(ブランツ)社」だと言われています。

Brandt(ブランツ)社は、1912年、ヨーロッパ最大の文化圏のひとつでもあり、ドイツで最も人口が多いノルトライン・ヴェストファーレン州で、パン職人の「Carl Brandt」が開業しました。

ドイツでラスクといえば「ブランツラスク」と言われる程に馴染み深いブランツラスクは、ドイツの朝食として食べられている他、現在も常備菓子として親しまれています。

このブランツラスクにはプレーンなシュガーラスクの他にも、ココナッツ、ドライフルーツ、チョコ、アーモンド等、いろいろな味のラスクがあります。


ラスクの作り方

2度焼いたパンと聞くと、少し面倒だけど「自宅でもできるのでは?」と思ってしまいますよね。

そこで、2度焼く一般的なラスクの作り方をご紹介します。

余ったパンでできる上に保存も利くので、一石二鳥ですね。

材料(24枚分)
食パン 3枚
砂糖 20g
バター 20g

作り方
1 バターを室温で溶かし、柔らかくなったら砂糖を混ぜる。
2 食パンを半分の薄さに切り、4等分する。
3 耐熱皿に並べて電子レンジで2分、加熱。
4 水分がとんで少し硬くなったら食パンを裏返して、さらにレンジで1分半、加熱。
5 水分がとんでサクサクになったら、1のシュガーバターを塗る。
6 オーブントースターで1分半、加熱。シュガーバターが溶けて、こんがり焼けたら出来上がり。

溶けたシュガーバターとカリっと香ばしいパンの食感は相性バッチリ。

食パンがあっという間に甘いおやつに早変わり。

消化もいいので、お子さんや高齢の方にもいいおやつです。

是非一度お試しあれ。


世の中にある様々なラスクの種類

いつからかラスクはどこでも人気の定番商品になりました。

スーパーのお菓子売り場にもクッキーと一緒に並んでいるのを見かけます。

そんなラスクですが、世の中にどんな種類のラスクがあるのか、紹介したいと思います。


シュガー

これが一番メジャーなのではないでしょうか?

ラスクの食感にほんのりした甘さがちょうどいいバランスです。


ガーリック

ガーリックパンがあるほど、ガーリックとパンの相性は良いです。

オードブルとしてガーリックラスクの上にチーズやサーモン、アボガド、ブルスケッタのようにトマトをのせてカナッペにしても美味しそうですね。


チョコ

チョコレートがかかった要冷蔵のラスクもあれば、チョコレートが染み込んだタイプのラスクもあります。

チョコレートの種類もホワイトチョコ、ストロベリーチョコ、抹茶チョコ等があります。


ごま

美肌・ダイエット効果や便秘や生活習慣病や認知症予防になる栄養素を含むごまが入ったラスク。

美味しいだけでなく、体に良いごまをおやつとして摂れるのはうれしいですね。


きなこラスクの作り方

上記の他にも、色々な味のラスクがあります。

調べてみると、メープル、きなこ、コーヒー、醤油バター、はちみつバター等、色々ありました。

中でも、「きな粉ラスク」は自宅でも簡単に作れるので、作り方を紹介します。


材料(約12~15枚)
フランスパン 1/2本
きなこ 10g
マーガリン 25g
砂糖 20g
はちみつ 5g
ひとつまみ

作り方
1 フランスパンを1センチ幅にカットして130度で13~15分、焼く。(予熱なし)
2 マーガリンに砂糖を入れて室温で混ぜ、きなこ、はちみつ、塩を加えてよく混ぜる。
3 1のパンが冷めたら2を塗って、130度に予熱したオーブンで15分焼いて、出来上がり。